タリアセン・ウエストの測定が、ライカ ジオシステムズの世界最軽量イメージングレーザースキャナーBLK360によって実施されました。取得したデータによるデジタル・リアリティは全く新しいアプローチで、タリアセン・ウエストの状況を把握しています。下記のビデオで、取得した点群データを見ることが出来ます。点群データは高精度レーザーによって寸法取得されたものであり、アーカイブ(記録保存)されています。点群データはタリアセン・ウエストの記録保存をする上で、無くてはならないものです。

BLK360 | フランク・ロイド・ライト | タリアセン・ウエスト
作成 lindsay.walker
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Democratizing reality capture, part 1: Can a total beginner learn 3D laser scanning?
Leica Geosystemsのハードウェアとソフトウェアのワークフローを、リアリティキャプチャの未経験者が、BLKシリーズのはじめてテストするシリーズの第1回目です。 Leica GeosystemsでコピーライターをしているChris Curleyです。わたしはジャーナリズムとブランドストーリーテリングの経歴がありますが、レーザースキャン、リアリティキャプチャ、測量の専門知識は含まれていません。 実際、2022年3月にLeica Geosystemsに入社する前のわたしが定義していた、用語について簡単に説明します: Laser scanner: 文書をパソコンにデジタル化する装置 Reality capture...
建築士による古代遺跡調査: Elias LoganとBLK360
Elias Loganは、マサチューセッツ州ボストンに拠点を置く建築デザイナーであり研究者です。 少年期はカンザス州のグレートプレーンズで過ごし、ロッキー山脈とミシシッピ川の間の広い地域をハイキングやキャンプ、探検する日々を送ったことで、自分の見ている風景、あるいはすべての風景は、建築に必要なものと同じもの(空間、素材、光、エネルギーなど、様々な形状で)構成されているという考えを持ちました。カンザス州立大学とハーバード大学デザイン大学院(GSD)で建築学を学び、少年時代に持っていた、景観への視点に通じるものを実践的に習得することが出来たと述べています。 最初のステップ:建築設計プロセスでの3Dスキャン 現在、取り組んでいるプロジェクトは、GSDで実施したプロジェクトから発展したものです。わたしは、3Dスキャンを建築設計の創造的なプロセスに統合し、主にマテリアルの不規則性に関するインベントリを作成しようとしました。 小さなスポンジ構造物を切り取り、浸し、積み重ね、スキャンして、藁のベールの建物のゴツゴツした形に近づけ、スキャンを完全なデジタルモデルにコンパイルが出来るようになるまで、このプロセスを並べ替えて繰り返しました。3Dスキャナーは、時として建築条件の考古学的調査を行っているかのようです; なぜなら、建築プロセスでの物理的特性に対する客観的描写を暗示してくるからです。 この次のプロジェクトであるHarvard GSDのJulia Amory Appleton Travelling...
ドイツ赤十字社、BLK360を使用しボランティアの救急隊員向けのVRトレーニングプラットフォームを作成
ドイツでは、ボランティア活動は、機能的で協調的社会のために欠かせないものであり、特に、消防やレスキューにおいて非常に重要になっています。2014年のドイツのボランティアに関する調査によると、14歳以上の人口の40%以上がボランティア活動に参加し、多くの消防隊と救急医療サービスは大部分がボランティアに支えられています。彼らは週末のフェスティバル、スポーツイベントなどの公共活動を見守ることで彼らのコミュニティに貢献しています。 ドイツ赤十字(DRK)は、ボランティア活動から特に恩恵を受けている組織です。DRKのAusbildung mit VR(VRによるトレーニング)のプロジェクトリーダーであるThomas Pilz氏は、ボランティアの救急隊員向けにVRトレーニングプログラムとデジタル生涯学習を作成しています。Thomas氏によると、DRKの救急隊員の80%近くがボランティアです。多くの場合、友人や家族から離れて、救急車、救助、応急処置サービスにスキルを提供し、DRK救急車内で具体的に作業する方法を学ぶ必要があるため、DRKで訓練します。 DRKボランティアの救急隊員は通常、DRKの救急車で1時間以上の現場トレーニングを行う必要があります。ボランティア訓練のために使われるDRK救急車は、緊急出動可能なリストから外れることになります。VRトレーニング試験を作成するThomas氏の仕事は、ボランティアにとってより効率的、効果的、没入型、かつ柔軟性を高めるトレーニング内容に改良していくことを目的としています。 「VRを使用することで、トレーニングをより効率的で費用対効果の高いものに改善でき、若者にとってより魅力的なものが作れることがわかりました。」とThomas氏は語ります。 「私達が望んでいるのは、飛行シミュレータとは異なり、救助車両シミュレータです。VRシミュレーターをできる限り現実的にする必要がある。それを解決するために、BLK360を用いることが最善の方法だったのです。」 Thomas氏のチームは、ドイツ赤十字社の救急車の内部の正確な寸法と画像を記録するという課題に取り組みました。彼らはレーザースキャンやリアリティキャプチャツールの使用経験はありませんでしたが、ライカ ジオシステムズより貸し出されたBLK360イメージングスキャナーを用いて、DRK救急車の内部をスキャンしていきました。そして、彼のチームは、訓練目的で使用できる、救急車内部の正確なVRレプリカを作成することが出来たのです。BLK360のシンプルな操作により、Thomas氏は複数のスキャンで空間のあらゆる方向から、救急車両特有の、車内の特殊な機器を細部までキャプチャすることが出来ました。 「この作業の目的は、リアルな救急車の完璧なコピーを作ることでした。赤十字救助車は標準化されており、ドイツ国内では、全て同じ車両を使っています。このトレーニングは最初に行う、基本的な内容となります。我々はさらに展開して、例えば、中東や東南アジア地域で使用できるグローバルトレーニングモジュールを作成していきます。赤十字の救急車は内部で若干の違いを除いて類似しているためです。」 BLK360を使用した、VRトレーニングへのアプローチは、トレーニングボランティアのコストと時間の節約だけでなく、トレーニングへのアクセスにも大きな影響を与えました。「トレーニングのために人々が常に本部に来る必要はなく、自宅で、または他の場所でもトレーニングを実践することができます。100%モバイルで、インターネットに依存しないVRヘッドセットを使用しているため、参加者がどこに住んでいるかも関係ありません。場所に縛られず、基本的なトレーニングをじっくりと行うことができるのは、ボランティアによるトレーニングもより魅力的です。」...