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blk360

空間情報処理会社「Pupil」と Leica BLK360: ケーススタディ

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07/12/2019

新しいテクノロジーは業界の進歩を支える原動力の1つですが、そのテクノロジーの可能性を最大限に引き出すために必要な手段と可用性が限られていることがあります。ゆえに、排他的なテクノロジーとその成果物を「民主化」することは、事業者が各分野をリードし、真のインパクトを与え、業界全体の運営方法を変革する手段となるでしょう。 

2015年に参入した英国の空間データ会社Pupilは、は、不動産の評価に革命をもたらす地理空間資産についての具体的かつ野心的なビジョンを持つ企業の1つでした。 Leica Geosystemsは、2016年11月に 世界最小で最も簡単に使用できるリアリティキャプチャツールである、Leica BLK360を発表し、Leica BLK360360度のHDR球面画像と点群データを数分でキャプチャできるこのツールは、Pupilにとって最適なソリューションでした。この小さな3Dイメージングレーザースキャナーは、建築、デザイン、建設、エンジニアリングにおける新しいアプリケーションを可能にし、Pupilが今日提供するデータの中で重要な役割を果たしています。 

重要なことは、正確で豊富なインテリアのキャプチャデータによって、不動産業界で新しいゴールドスタンダードを生み出すことができるというPupilの初期の仮説は、今やBLK360の普及によって現実のものになったという点です。 


Pupilのビジョン 

Pupilとライカ ジオシステムズは、正確なデータへのアクセスを「民主化」することを使命としています。これはPupilが顧客に提供する成果物に表れています。3Dでの再構築とシーン解析システムにより、Pupilは実空間をデータで取得し、それらを超高精度デジタルに変換することができます。これが、正確な評価につながる正しい測定を保証し、潜在的に誤解を招く不動産取引を減らすことにつながります。 Pupil 住宅イラストレーション

Pupilは、4年前にJames D. Marshall(CEO)、Oliver Breach(COO)、およびDavid Mullett(CDO)によって設立されました。Pupilの目的は、産業規模で利用可能な3D情報を取得、公開、および提供することです。ロンドン中心部に拠点を置き、85人超のメンバーとJP Morgan、Uber、IACなどの企業の元上級管理職からなるアドバイザリーボードを擁するこの英国企業は、2018年6月に最初のブランドSpecを立ち上げました。 

Specは、プロによる写真、360度画像、間取り図、没入型VRコンテンツ、面積測定レポート、および住宅のコンディションレポートなど、保険付きで正確な資産を代理店に提供することで、住宅不動産業界の新しい標準を創ろうとしています。Pupilは現在、商業不動産市場向けの第2のブランドである「Stak」でも実証事業を行っています。

Pupilのミッション 

住宅用と商業用不動産市場では異なるプロセスと納品物が求められますが、SpecとStakはどちらもBLK360イメージング・レーザースキャナーによって取得されたデータに基づいています。このデータをデジタルサーベイヤーで構成された有能なチームに委ねることで、30億点超の測定点で構成された作業はRICS Property Measuresとして定義されていき、規模としては何百万平方フィートにも及びます。 データの世界的な一貫性と透明性をサポートするために、Pupilは新しい測量業界標準の設定に向けてRICS/公認検査官協会(Royal Institution of Chartered Surveyors)と提携しています。 

Pupilのデジタルサーベイヤー部隊は、ロンドン各地の不動産や現場を毎日のように訪れスキャンします。そうして取得された膨大なデータは、独自のクラウドアーキテクチャを通して供給され、Specの顧客に消費者向け資産へのアクセスを提供するチームによって、24時間以内に処理されます。このデータには、360°画像と、PCやスマートフォン、または世界中のどこからでもSpecモバイルアプリでアクセスできる、まるでライブビューのような臨場感あふれるVR体験が含まれています。 

BLK360を使用するSpec従業員ボタンを押すと、BLK360は、360°HDRの球面画像をキャプチャし、10mで±4mmの精度で、毎秒360,000ポイントのレーザースキャンを行います。その範囲は0.6~60mです。球面画像とレーザースキャンが完了し、Digital Surveyorのアプリで確認できるよう、クラウドにアップロードされるまでにかかる時間は、わずか数分です。「直感的な使いやすさと非常に正確なデータ配信は、私たちにとって画期的な変化です。」コンピュータ部門のJames Hennesseyはこう述べています。「我々は、我々のデジタル資産に対する信頼と信頼を保証するレベルの正確さをもって、資産内のすべてのものをキャプチャします。」

 

「Jamesは、BLK360によって収集された幾何学データのキャプ者、処理、および解析に取り組むPupilの研究エンジニアチームのリーダーです。彼と彼のチームは、忠実度の高い3D再構成、プロレベルの画像の作成、そしてキャプチャしたものを解析するための計算写真技術と機械学習の適用を担当しています。」

 

Pupilは、ライカ ジオシステムズの3Dレーザースキャナーとシームレスに連携する独自のソフトウェアを設計し、現在すでに展開しています。「弊社の現在のキャプチャおよびデータパイプラインはBLK360と統合されており、これまで以上に優れたデータとより高速な画像を作成することができました」とJames氏は付け加えます。「我々のサービスの産業規模と、デジタルサーベイヤーの時代におけるモビリティーという点から、我々のSpecやStakのキャプチャとサービスが提供する、そのスピードや品質とは何かという点を根底から変えてくれたのが、軽量のBLK360なのです。」 

今後のビジョン 

BLK360のようなレーザースキャニングとテクノロジーは、建築環境の将来と特性の評価、そして処理の方法を再定義するだけでなく、空間を処理する無数のアプリケーションに対応するデータを提供出来ると、Pupilは考えています。Pupilのこの考えを、不動産業界で現実のものにするのがライカ ジオシステムズのデバイスです。あらゆる産業を巻き込みながら、より正確なデータに向かい導く姿勢は、他の追随を許さないでしょう。 

「ライカの正確で使い易いレーザースキャナーは現在、より信頼性の高い正確な測定をお客様に提供することを可能にしています。将来的には、この高品質のデータと人工知能を組み合わせることで、これまでにない新製品と、その体験を提供することができるでしょう」とJames氏は述べています。
 今日、急速に変化する市場と技術発展の中で、一歩先を行こうとするPupilのような事業者にとって、顧客との信頼関係を築くことは最優先事項といえます。

Spec 住宅イラストレーション

 

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