Leica BLK247
よくある質問
BLK247はどこで購入出来ますか?
BLK247はどのような業界、用途、施設での使用に適していますか?
BLK247は、スマート3Dサーベイランスのために設計され、様々な業界や複数のアプリケーションで使用することができます。主な用途は、公共/民間スペースや施設、特にスマートビルディングやセーフシティ、さらには個人宅におけるセキュリティやサーベイランスです。BLK247のもう一つの用途は、スマート&自動化された工場環境や、輸送・物流業での活用です。
DETECTION/ALARMS
BLK247のLiDAR検出はどのように行われるのですか?
BLK247は、2軸LiDARを使って周囲の3D環境をスキャンします。BLK247は、監視する空間の基準として3Dモデルや「静的環境」を使用することで、LiDARの視野(水平方向360°×垂直方向270°)内の物体や侵入者をリアルタイムで検出することが出来ます。これらの検出された物体は、ユーザーが設定した静的なシーンと比較され、それが脅威であるかどうか、またアラームを発生させるべきかどうかを判断します。
BLK247の視野の中で、プライバシーを確保しながら使用することは可能ですか?
はい、可能です。本機はLiDARのみで物体を検知し、アラームを出します。LiDARは、静的環境の3Dポイントを生成するだけであり、動きや侵入を検知するためにしかLiDARを用いないため、この限られたデータから個人を特定することは出来ません。
RGBビデオカメラとIRサーマルカメラは、ユーザーのニーズに応じてオン/オフを切り替えることが可能です。オフにすれば、RGB/IRセンサーによるデータの記録やビデオストリームの送信は一切行われず、BLK247の視野の中で人の識別情報が収集されないようになります。
アラーム発生時には、BLK247はどのような情報を出しますか?
BLK247では、アラームが発生毎に情報を記録する方法が複数あります。これには次のようなものがあります:BLK247では、アラームが発生毎に情報を記録する方法が複数あります。これには次のようなものがあります:
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その環境、アラームが発生したゾーン、アラームが発生したオブジェクトの3Dメッシュ
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デバイスの設定による、アラーム前の最大30秒の映像(RGBおよびIR)を含む、アラーム発生時に記録された短時間映像
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アラームがトリガーされたときに撮影されたシングル、オーバーレイ、360°パノラマ画像(RGBおよびIR)
1日のうちの特定の時間帯や、3Dジオフェンスで囲まれた特定の場所でのみアラームが発生するように、デバイスをスケジュールすることはできますか?
はい、可能です。BLK247は、日または週間カスタムスケジュールに基づいて、自動的に起動し、アラームを作動させるようにスケジュールすることが可能であり、ユーザーが作成した個々の3Dジオフェンスゾーンに独自に適用することが出来ます。
大雪によって、BLK247のアラームが作動することはありますか?
大雪が降ってもBLK247のアラームを鳴らすことができます。AIを使用する場合は、人間以外のモノとして正しく分類されます。
BLK247 AI - オブジェクト分類
AI機能を搭載することの一番の実益は何でしょうか?
AIは、人間が仮想的ジオフェンスに囲まれたエリアに立ち入った時の通知が必要な際に、特に有益な機能となります。3D LiDARデータによって分類され、周囲の照度環境に関わらず作動します。
外部コンピューターを、BLK247の近くに設置する必要がありますか?
必須ではありません。ただし、外部コンピューターとBLK247間に、100Mbit/s以上のネットワーク接続が必要です。
分類にはどのようなデータが使われますか?
分類にはLiDARデータのみ、使用されます。
プライバシーの観点から、RGBカメラを使用できない場所でも、AIは作動するのでしょうか?
分類にはLiDARデータのみ使用されますので、RGBカメラを有効にしているかどうかは関係ありません。
地面を這って動いている人は、人間に分類されるのでしょうか?
はい、本システムは、あらゆる体勢/姿勢の人間を認識するように開発されています。
数カ月前にBLK247を購入したのですが、追加購入し、AIを有効にすることはできますか?
はい、ライセンスは別途購入することができますので、デバイスの購入後でも可能です。
AI機能のトライアル版はありますか?
現在、ソフトウェアのトライアル版の提供は行っておりません。試用システムについては、担当営業にお問い合わせください。
COMPARISON FOR VMS
なぜBLK247の分析結果は、2DセキュリティカメラやVMSの分析よりも優れているのですか?
2DセキュリティカメラやVMS分析は、使用される2D情報に制約を受けます。BLK247では、アクティブな常時スキャンのLiDARセンサーを活用して正しい3D情報をキャプチャし、物理的に物体や侵入者をより正確に検出することが出来ます。
また、LiDARは外部の光源とは完全に独立して作動するため、逆光や暗闇、明るい場所でもBLK247の分析能力が影響受けることはありません。
物体検知にLiDARデータを使用することで、BLK247は物体や侵入者の位置や大きさに基づいてアラームをフィルタリングすることが出来ます。たとえば、BLK247は、木の枝、雨、小動物、ゴミなどのアラームトリガーをフィルタリングすることが出来ますが、許可されていない侵入者がいるかどうかを判断し、アラームをトリガーすることが可能です。
RGBセンサーとIRセンサーの最大解像度とフレームレートはどのくらいですか?
RGB Full HD 1080p、30 fpsが最大解像度とフレームレートです。
BLK247はビデオストリームにどのようなエンコードと圧縮を使用していますか?
BLK247ではH264を使用しています。ベースライン、メイン、ハイの3つのプロファイルオプションがあり、それぞれ異なる圧縮率です。
BLK247のビデオストリームはONVIFに対応していますか?
現在、BLK247のビデオストリームをONVIFに準拠させるための開発が進行中です。しかし、これはまだ実装されていません。
INSTALLATION/HARDWARE
BLK247は防塵・防水仕様ですか?
BLK247 x5は、ホコリや水の侵入に対して保護されています。そのため、x5モデルは屋内および屋外のアプリケーションに適しています。BLK247 x5は、IP55、IP65、IP67準拠です。
BLK247 i5はIP規格に準拠していないため、屋内での使用に適しています。
BLK247は三脚に取り付け出来ますか?
BLK247は、天井や壁に固定して設置することを前提に設計されています。デバイスにはカスタムマウントリングが付属しており、これを恒久的な治具にボルトで固定する必要があります。
電源共有は、どのようにされますか?
i5とx5のプライマリパワーソースは、PoE++ 802.3bt Type 3 Class 6 (max 51W)です。PoE++が利用できない場合は、ライカ ジオシステムズのアクセサリーのI/OコネクタプラグからBLK247に電力供給が可能です。このオプションでは、BLK247へのネットワーク接続は、シールド付きイーサネットケーブル(Cat 5e以上)を通して行われます。仕様についてはユーザーマニュアルを参照ください。
BLK247では、どのPoE接続でも使用できますか?
いいえ、BLK247は51Wをサポートするため、最低でもPoE++ 802.3bt Type 3 Class 6が必要です。
BLK247の動作に必要な最低限のハードウェアは?
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PoE++ 802.3bt Type 3 Class 6
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DHCPサーバのあるローカルネットワーク (インターネットオプション)
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シールド付きイーサーネットケーブル
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ウェブブラウザ(Google Chrome推奨)とコンピュータ
BLK247は、外部のI/O機器と接続可能ですか?
はい、可能です。デバイスには物理的I/Oポートが内蔵されており、アラームが発生時には、外部のI/O機器や回路が反応するようになっています。(弊社IOコネクターアクセサリーが必要です。)このポートはスイッチとして機能し、任意の外部電子回路を接続することが出来ます。(詳細はユーザーマニュアルに記載があります。)IOコネクターアクセサリーは、ここを参照してください。
SOFTWARE CONNECTIVITY
BLK247はどのようにしてサードパーティのバックエンドソフトウェアに接続が出来ますか?
BLK247は、Accur8Vision、Luxriot Evo、G Element(Senfi)、Precision RealityなどのバックエンドやVMSソフトウェアとの専用インテグレーションがすでに行われています。標準化されたデータフォーマットにより、他の様々なVMSやPSIMソフトウェアパッケージとのインテグレーションも可能です。
また、BLK247 APIをリクエストして、既存のソフトウェア環境の中で、さらにカスタマイズすることが出来ます。
BLK247は、インターネットに接続する必要がありますか?
BLK247はローカルネットワーク内で動作するので、インターネット接続は不要です。すべての検出と分析はデバイス上で行われ、アラームデータもデバイス内に保存されます。デバイスが環境をアクティブにスキャンした後に、デバイスへのアクティブなインターネット接続を維持する必要はありません。
BLK247には追加の処理能力が必要ですか?
いいえ、必要ありません。BLK247は、センサーデータの取得と、アクセス可能なアラーム情報を生成するために必要なエッジ処理の両方を、デバイス自体に搭載しています。
BLK247は、他のBLK247と一緒に運用出来ますか?
BLK247は、取得したデータに基づいて、デバイス上ですべての分析を行います。デバイス上のソフトウェアで生成されたアラームを別のBLK247と直接操作することはありません。複数のBLK247ユニットがシステムとして一緒に動作するためには、VMSまたはPSIMが必要です。
また、VMSやPSIMなどのサードパーティ製ソフトウェアをエッジデバイスやサーバ上で動作させ、BLK247で取得したデータを独自に解析することも可能です。詳細については、セキュリティシステム情報のページを参照するか、問い合わせください。
BLK247にはインテグレーションのためのAPIがありますか?
BLK247にはAPIがあり、サードパーティのソフトウェアがBLK247のアラームを監視したり、記録されたアラーム情報にアクセスすることが出来ます。また、BLK247のRGBおよびIRビデオストリームは、VMSソフトウェアにインテグレートして、共通のビデオストリーミングプロトコルでアクセス可能です。
BLK247を作動させるためのコンピュータの最低システム要件はありますか?
"BLK247 Control Center"と呼ばれるBLK247のソフトウェアは、デバイス上ですべて実行され、Webブラウザを介してアクセスされます。Google Chromeの最新版の使用を推奨します。
デバイスのファームウェアアップデートはどのようにして入手しますか?
アップデートは、myWorld(https://myworld.leica-geosystems.com/)登録が完了した後に、myWorldからダウンロードが行えます。
ユーザーマニュアルやインストールに関する情報はどこにありますか?
デバイスには、印刷されたユーザーマニュアルが同梱されています。また、myWorld(https://myworld.leica-geosystems.com/)に登録すると、いつでもデジタル版のダウンロードが可能です。
COMPLIANCE
BLK247には、EU export classificationがありますか?
BLK 247 は「民間」製品です。デュアルユースアイテムを管理するEU Regulation No.428/2009の対象ではないため、Eexport control classification number (ECCN) はありません。
BLK247の生産国はどこですか?
生産国はスイスです。
BLK247は、Section 889 of the U.S. National Defense Authorization Act (NDAA) に準拠していますか?
ライカ ジオシステムズは、米国政府、国防総省(DoD)および関連する請負業者や関連会社向けのソリューションを含むBLK247製品ポートフォリオが、NDAAにすべて準拠していることを確認しています。