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レーザー距離計に「なくてはならないもの」トップ10

作成 bwauters

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03/14/2019

皆さんが何を考えているか、わかります。LDMを買うならどんなところに気を付けたら良いかという質問を、レーザー距離計(LDM)を売っているような人なんかに聞くのは、まるで中古車販売のセールスマンに車はどんなのが良いのかを聞くようなものだ、と言いたいのでしょう。それでも、なぜ私の意見を参考にしたほうが良いのでしょう?

ライカジオシステムズが最初のLDMを発明した90年初頭は、私は別のプロジェクトに携わっていました。当時、「これは素晴らしい。でも、いったい誰が買うのだろうか。」と思っていました。10年後、わたしは、Leica DISTOのグローバル・セールス・マネージャーになっていました。 それから、デザイン、生産、最新ツールの流通に関しても関わるようになりました。そして、はじめて手にした時から、LDMは大きく進化しているということが出来ます。

ライカ ジオシステムズに勤務経験の中で知りえたことから、これがLDMに求めていたことと言えます。

レーザー距離計に「なくてはならないもの」トップ10
  1. ISO格付け – LDMを検討時には、ISOの格付けは、同一基準の中から異なるモデルを比較することに役立ちます。コンシューマー・レポートの自動車ランキングのようなものです。どんな性能なのかわかります。また、すべて公平に審査されていることも知っています。
  2. 精度証明書:精密測定器を購入するにあたり、それを作ったメーカーが出荷前に精度を本当に確認したのか、どのようにしたらわかるでしょうか?

    そのLDMの較正範囲の実測値が記載された、精度証明書を見ればよいのです。これは、「所轄官庁によって、該当品目またはサービスが要求仕様に準拠していることを証明する」という、「コンプライアンス証明書」とは別のものです。

    コンプライアンス上は良いかもしれませんが、それだけでは十分ではありません。それはそれで良いですが、私としてはその月に製造された「平均的な道具」ではなく、自分の実際の道具が正確であること、またその実測値が知りたいわけです。

    ライカ ジオシステムズが製造するLDMは、工業計測で使用されるライカ ジオシステムズの高精度Absolute Distance Meter(ADM)によって、キャリブレーションされています。ADMsは、航空機や粒子加速器の超精密アセンブリ時に用いられるものであり、レーザー距離計の精度認証する際に必要な基準です。

    私たちは、測定の専門家ですから。ADMsについての詳細は、Hexagon Metrology発行のADMに関する白書を参照ください。

  3. 可動部品なし:LDMのボタンを押したとき、「カチカチ」と音がするようなら、それはカメラの機械式シャッターと同じ原理の、古い技術であることを示しています。

    カチカチ鳴るLDMは、ダイヤル式のスマートフォンみたいなものです。小さなボタンを含む可動部品は、落下時に故障を誘発し、ソリッドステート・ツールと同レベルの信頼性を有しません。せっかくハイテクな道具を買うのなら、最新の技術が使われていることを確認しましょう。

  4. 自動または「インテリジェントな」エンドピース:扉や窓用の穴や基礎が正方形になっているかなど、最も一般的な測定は、対角線の測定であるため、LDMを角に設置する必要があります。問題は、LDM本体の底部に厚みがあるため、完全に隅に置けず、その分だけ距離がずれてしまうということです。

    これに対する解決策は、完全に隅まで入るように折り畳み式にする事でした。LDMの裏側にこの仕組みを組み込むことで、LDMのエンドポイントをコーナーの隅まで置けるようになりました。ただ、今度は機器が、自分より後ろの位置から測定していることを把握している必要があります。

    LDMの中には、マニュアル操作で測定基準を変える必要があり、設定することを忘れてしまうと、測定結果は誤差を生じます。そのため、サーキットボードに接続した測定基準の自動検知機能が重要であり、これにより、エンドピースを開いた時に、エンドピースの長さを含めた距離を測定することが出来ます。測定基準の設定に関して、心配することが不要です。

  5. 設定可能な「ビープ音」:当たり前のようなことですが、測定が完了したら音で知らせてくれるのは結構重要です。小型で軽量です。ただ、音をオンオフできるかを確認しましょう。上位機種では、前から測定しているか後ろからかでビープ音を変えているものもあります。

  6. 照明付きディスプレイ – 小さな機能ですが、屋内や暗い環境下での測定時に役立ちます。新型では、小さなセンサーが付いていて、バックライトを自動的にオンオフするようになっています。

  7. IP54準拠:IPとは、Ingress Protectionの略です。防塵、防水のことです。はじめの数字(第一特性数字)は外来固形物の侵入に関して、2番目の数字(第二特性数字)は有害な影響を伴う水の浸入に関してを表します。
    数字が大きいほど、保護レベルが高くなります。

    たとえば、IP40の製品は、(現場使用を考えると)事実上、保護されていないと言うことが出来ます。一方、iPhone 8は、IP67ですので、耐じん形(針金による)、一時的潜水 15cmから1mの保護等級であることがわかります。プロフェッショナル・ツールとしては、IP54以上の保護等級の製品の購入を推奨 - 防塵防滴仕様です。製品にホコリや湿気がある時には、汚れを落とし、乾かしてからケースに保管してください。

    活発な現場でLDMを使用している場合は、IP65にします。つまり、耐じんあいと耐噴流 (water jet) です。ここで耐噴流と言う場合、かなり本格的です。IP65に準拠しているか、私たちがトータルステーションをどのようにテストするかを、こちらでご覧ください

  8. 実用的な使用可能温度範囲 – 厳冬、酷暑は、電子ツールの使用には適しません。LDMを購入する前に、保管温度と動作温度範囲を確認しましょう。プロ級の工具は、保管温度は -10~70°C、そして動作は-10~50°Cになっています。ちょっと極端な寒さと暑さのように感じるかもしれませんが、外に出したままのトラックが、暑い日や寒い夜にどういった温度になるかを考えてみてください。

  9. 2年保証(最低):安心のためです。単純明白です。シンプルな交換ポリシーによって、製品が正常に動かなくなった場合には交換、そして、ライカ ジオシステムズのレーザー距離計には、保証延長登録による3年間の交換プログラムが適用されます。

  10. 金属ネジの三脚マウント:測定でピタゴラスやハイト (高さ) トラッキング などの機能が必要になる場合は、機器が動かないようにする必要があるため、三脚は必需品です。LDMをマウントしたりまたは外したりすることを頻繁にするようなら、安いLDMのプラスチックのものではネジが切れたりつぶれたり割れたりしてしまいます。

    次に購入するLDMに金属製の三脚ネジ穴付きをお探しの際は、レーザー距離計 Leica DISTO をご検討ください。

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