Leica Disto Laser Distance Meter Family

Leica DISTO - 重要なプラスアルファを搭載するレーザー距離計

作成 bwauters

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03/08/2019

私がスイスのライカ ジオシステムズで勤務し始めてから、20年以上が経ちました。入社した頃、ちょうどLeica DISTO basicとDISTO proの第2世代モデルが発売になったことを覚えています。  

Leica DISTOの第1世代が23年前に発売になった時、私たちはこの製品分野における先駆者でした。 しかし、当初のLeica DISTOはレンガほどの大きさでした。最近のレーザーは、チョコバー程度の大きさしかありません。最初のDISTOは、30mまでしか測定できませんでしたが、現在は300mまで測定できるようになっています。最初のものは間接的測定機能としてピタゴラス機能がありましたが、現在のDISTO S910は、その複雑な3次元測定システムを用いて、遠くの距離も直接測定できるようになる程になりました。実は、この間、わたしたちは数百万台のレーザー距離計を販売してきたのです。      

製品が進歩するには、いつも、2つの大きな側面があると私は考えています。第一に、私が考える不可欠なことは、市場で最も革新的な製品ラインナップがあることです。第二に、最高のイノベーションは、お客様のニーズを常に念頭に置かなければ、何も生まれないということです。    

私がこの仕事に就いた時、わたしたちの製品を使うユーザーは多様で、その用途も様々であることにすぐ気が付きました。そこで、いろいろなお客様の需要に対応できるような製品群を開発する必要が出てきたのです。  

最も信頼性と精度が高く、そして最も革新的で、高度に専門的な製品を提供することを自分たちに課すことをしているうちに、それとは別に何か重要なプラスアルファも必ず提供する必要がある、ということを学びました。つまり、私たちの製品には、それぞれ何か独特なものが必ずあります。ただそこにあればいいというように設計されているものは、一つもありません。例えば、スマートアプリと共に使って文書化をスムーズに行うためのBluetooth®インタフェースや、さまざまな環境で測定するための測定基準を自動検知するエンドピース、最高度のロバスト性を実現するためのIP65の耐じんあいと耐噴流、屋外に日中で測定するのに不可欠なデジタルポイントファインダー、DISTOで撮影した写真の中で測定できる機能、3Dのエンコーダーを使って任意の2ポイント間の距離を測定、あるいは固定したDISTOでモーターによるスキャニングしたりすることなどが挙げられます。    

これらのことこそが、レーザー距離計を発明した私たちが認められてきた秘訣だと思います。もちろん、私たちはいままでの実績にあぐらをかくようなことはしません。私たちを見ていただければ、きっと違いがわかると思います。    

Markus Hammerer

Markus Hammerer