便利な測定機能がたくさんある中、自分のニーズに合ったLeica DISTOを見つけるのは大変かもしれません。そこでこのブログでは、レーザー距離計が測定時間の短縮に役立つユニークな方法や、どんな機能がどのDISTOについているかを1ページにまとめることで(とは言え、長い1ページですが)、視覚的に把握できるようにしてみました。レーザー距離計の基本機能や、より高度な「おまけ」機能に関しては、「業界インサイダー」のブログを参照してください。
ところで、写真に写っているのは私ではありませんからね!
最小値 / 最大値測定機能 |
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最小/最大モードでは、レーザーポイントをコーナーまで「振る」ように動かします。その中で最も長い距離が記録されます。室内の対角線や窓・ドアの測定に非常に便利な機能です。 |
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面積測定 / 体積測定
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面積モードでは、四角形または正方形の面積を、DISTOは測定を2回行うと計算します。 体積モードでは、それに加えて3つめの高さの測定を行うと、体積を計算します。 測定値は、すべてのDISTOでフィートまたはメートルで表示できます。 |
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三角形 / 部屋機能 |
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正方形や長方形の部屋の場合は単純な面積測定機能が便利ですが、部屋の隅が4つ以上ある場合は、どうしたらよいのでしょうか?そんなときに、三角形機能が役に立ちます。部屋を仮想の三角形に分割して測定を繰り返し、その数値を合計します。DISTOは、三角形の外周と角度も表示します。 |
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ペインター機能 |
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ペインター機能は、高さが共通している壁の表面の合計を計算します。一連の壁の長さを測定し、そして高さを一度だけ測定すると、全体の面積が計算されます。 |
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台形測定機能
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台形測定機能は、屋根のケラバ部の長さやその傾斜、面積を測定する時に便利な機能です。DISTOでは、内蔵チルトセンサーを用いて、測定ポイント間の角度と距離を計算します。つまり、屋根の長さの測定を、屋根に上がらずに、地上から行うことができるのです。 |
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ピタゴラス機能 |
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ピタゴラスの定理を使って、間接的に高さと幅を測定します。 コツは、2番目の測定 - 「長方形ショット」- が、測定中のポイントに対して直角になるようにすることです。画像では、90度の角として描かれています。精度を確保する方法は、三脚とアダプターを使用することです。 |
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チルトセンサー
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測定時のDISTOの角度を取得する必要がある場合は、レーザー照射角度を測定する高精度のチルトセンサーによって得ることができます。これらは、Smart Horizontalとハイトトラッキングモードに適用されます。 * D410ではSmart Horizontalのみになっています D410とD3aBTでは、+/- 45° S910、D810、D510、X310では、360° |
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Smart Horizontal™モード |
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障害物を避けて測定しなければならないとき、Smart Horizontalを使えば、ターゲットまでの水平距離を測定することができます。内蔵の360°チルトセンサーによって角度を測定できるので、その数値をもとにソフトウェアが測定時の角度からどれだ減算すべきかを計算、実際の水平(水準)距離を導出します。 |
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傾斜のあるオブジェクトの測定 |
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2点間距離を間接的に測定します。測定されるのは、2ポイント間の水平距離、垂直距離、ポイント間の角度です。 |
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ハイト (高さ) トラッキング |
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レーザーを、測定対象下部の反射が取れるターゲット (地面など) に照射できても、上部ではできない場合、「リアルタイム」ハイトトラッキングが役立ちます。例えば、頭上にあるワイヤーの高さを測定したいときなどにピッタリです。 |
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断面測定 |
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連続して測定しながら、傾斜の測定が行えます。各測定値は、直前の数値と共に、一組のプロファイルとして保存されます。 |
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ステイクアウト機能 |
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ステイクアウト機能は、連続測定モードを使用し、ステイクアウト線上に印をつけることができます。同一間隔に設置したい場合に便利です。ディスプレイには、次のステイクアウトの位置までの距離を表示し、近づくとビープ音で知らせます。 |
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加算と除算 |
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1回ですべての測定値を終了することができないことがあります。場合によっては、複数の測定を繋げたり、測定値から不要部分を引く方がスムーズです。 加算 / 減算機能では、最終結果はメインラインに表示され、ひとつ前の測定値はその上に示されます。 |
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屋外4倍ズーム ポイントファインダー |
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オンボードデジタルカメラには、4倍ズームの「ポイントファインダー」が内蔵されており、目視できなくても、ドットがどこにあるかを示します(屋外の日差しの中でも!)。測定対象に照準の十字線を合わせ、ボタンを押下します。それだけです。 |
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Measure With Picture機能
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Measure With Picture機能は、屋外のレーザーポイントファインダーのカメラを使って距離や面積を測定します。FTA360を使い、D810 touchが測定対象と直角になるよう設置します。1回の距離測定と1回の画像測定だけで、D810のタッチスクリーンを使って対象物の幅および/または高さを測定できます。測定値はディスプレイに表示されます。標準精度は測定値の1%です。 |
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Measure With Picture - 直径 |
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ダイアミタ機能では、Measure in Picture (写真との測定)ーを使ってタンクなどの円柱形の物体の直径を判断します。 また、円周(上の数字)と円の面積も表示されます。 標準精度は測定値の1%です。 |
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ターゲットまで数十メートルも離れていても、2点間距離を測定します。 測点1(ポイント1)、次に測点2(ポイント2)を測定すると、S910はその2点間距離を表示します。幅や高さ、対角線、ギャップなど、どんな形状でも、始点と終点を測るだけで距離が表示されます。P2P機能は、2点間の高さの差も測定できます。標準精度は10mで1cmです。 |
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Smart Area測定 |
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壁や床、また複雑な形状の屋根でも、形状に関わらず、各コーナーを測定するだけで面積を決定できます。 一般的なレーザー距離計(LDM)では、壁から壁に移動して各表面を測定します。 S910では、1回セットアップした後、1度回転させ、その際各コーナーを狙うだけで、各表面の測定を行います。 つまり、それぞれの壁毎ではなく、合計で1回セットアップするだけです。S910の「狙って角に照射」方式のワークフローは、変則的な形の測定も非常に楽になります。 |
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Bluetooth |
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Bluetooth Smart (V4.0) または V2.1を使い、測定値をアプリに直接送信できます(D3aBT/D330iのみ)。
プロも使っている、仕事のやりかたを変えるアプリの一覧は、アプリディレクトリを参照してください。 重要:デバイスの互換性に関する詳細は、ブログを参照してください。 無料のLeica DISTO Sketchアプリを使うと、iPhoneで写真を撮り、その上に測定ラインを重ねることができます。 |