New free app empowers users to get scanning fast
ライカ ジオシステムズは、新型 Leica BLK360 の導入に伴い、新しいコンパニオンソフトウェアを提供します: iOSとAndroid用の無料、スマートフォン、タブレットとの互換性のあるBLK Liveアプリです。
BLK Liveは、ライカ ジオシステムズのカスタマーからの「現場でスキャンデータをモニターし、新しいBLK360でE57ファイルをエクスポートするための無料、簡単な方法が欲しい。」という長年の要望に応えたアプリです。(注: 本アプリはLeica BLK360 G1とは、互換性がありません。) Leica Cyclone FIELD 360アプリの弟分のようなもので、使用するには、有料のLeica Cyclone REGISTER 360 PLUS、または、REGISTER 360 PLUS (BLK Edition)ライセンスが必要です。コア機能のいくつかを見てみましょう。
Control and monitor scanner settings from your smartphone
デバイスにBLK Liveアプリをダウンロードして起動すると、BLK360に接続するよう求められます。いままで未接続の場合は、デバイスの電源を入れ、デバイスのシリアル番号とパスワード(スキャナーの底面にあります)を入力して開始します。
このアプリでは、スキャンの密度から収集する画像の種類、スキャナーのセルフタイマーディレイ、Visual Inertial System (VIS)をデフォルトでオンにするかどうかなど、すべてのスキャナー設定を簡単に行います。「ステータス」メニューの項目をクリックすると、現在のバッテリーの残量、デバイスのハードドライブの空き容量、センサーの内部温度も知ることができます。これらの情報によって、バッテリーの状態をモニターしたり、基本的なスキャン設定を各セットアップごとに、その場で簡単に調整することができます。
In-field scanning and previews
好みの設定にした後は、スキャンはスマートフォンの画面中央にある大きな白いボタンを押すだけです。スキャナーが起動すると、すべてのパノラマ画像をリアルタイムで回転させたり、ズームすることができ、画像を撮影していない場合は、スキャンしながら収集したスキャンデータを見ることができます。また、デバイスが動作している間は、緑色の丸いインジケーターで、フルスキャンの進行状況を把握できます。
BLK Liveアプリの重要な特徴の一つは、スキャン完了後、ほぼ瞬時に、スキャン結果を見れることです。スキャナーが停止すると、点群の3Dビューが表示され、指で数回スワイプするだけでドラッグ、ズーム、回転できます。また、スキャナーデータの平面図と3Dビューを選択できるので、次のセットアップをどこに配置すればよいかを簡単に把握したり、見落とした可能性のある場所を見つけることができます。
Visual Inertial System tracking
新型BLK360には、ライカ ジオシステムズのVisual Inertial System (VIS)が搭載されており、セットアップ毎に、スキャナーが空間内のどこにいるかを把握し、ソフトウェアCyclone REGISTER 360 PLUS内でスキャンの位置合わせを行うことができます。スキャンの前にVISを選択すると、デバイスが移動しながら追跡するのを見ることができます。このソフトウェアを使用してデータ処理を行う場合、VISデータは各スキャン内に保存されるため、位置合わせが平易に行えます。
Full data synchronization
BLK360の新機能の一つは、スキャナーが通信するアプリとスキャナー本体との間の完全なデータ同期です。これは、スキャンが完了するとすぐに、BLK Liveアプリを介してスマートフォンやタブレットとスキャナー本体の両方で完全なスキャンデータを利用できることを意味します。貴重なデータの冗長性を提供するだけでなく、スキャナーの電源が入っていないアクティブな状態でも、BLK Liveアプリを通じてスキャンのアップロード、エクスポート、名前の変更ができるというベネフィットもあります。
また、携帯電話からデータを削除する 「Remove Data」やスキャナからデータを削除する「Delete from scanner」を選択して、携帯電話やタブレットで必要なスキャンとスキャナで残したいスキャンをコントロールすることができます。ユーザーであるあなたがデータをコントロールできるようにすることを目的とした機能です。
E57 data export and Reality Cloud Studio, powered by HxDR
ライカ ジオシステムズの目標のひとつは、リアリティキャプチャの民主化です。そのため、E57を簡単にエクスポートできることは、この無料アプリで前面に出したかった重要な機能でした。エクスポートは簡単です: セットアップの中で3つの縦の点を選択すると、オプションのメニューが表示されます。「E57エクスポート」を選択すると、アプリがデータをこの一般的に使用される点群ファイル形式に変換します。その後、ファイルを電子メールで送信したり、スマートフォンに保存したり、クラウドストレージサービスにアップロードすることができます。
もう一つのデータエクスポートオプションは、Reality Cloud Studioです。新型Leica BLK360のカスタマーは、Hexagonのクラウドプラットフォームにアクセスすることができ、スキャナデータを保存し、処理までしてくれます。Reality Cloud Studioにスキャンデータをアップロードするには、同じメニューから 「Reality Cloud Studio upload」ボタンを選択し、Reality Cloud Studioアカウントにサインインして、処理とアップロードを許可します。点群ファイルはサイズが大きいので、電話通信を使用せず、安定したWIFI接続環境での作業を推奨します。
BLK Live: A great way to get scanning quickly
BLK360本体と同様、BLK Liveアプリは小さいながらも強力で、費用やレジストレーション、複雑な設定を必要としないパワフルな機能を満載しています。ライカ ジオシステムズのより堅牢なソフトウェアパッケージにアップグレードする前に、3Dリアリティキャプチャの世界に足を踏み入れるのに最適です。ぜひお試しください。
BLK Live Apple App Store / Google Play ダウンロード