スマートフォンとタブレットは、私たちの生活に欠かせないものとなりました。
日々の生活の中で、ソーシャルメディアにアクセスしたり、オンラインショッピングをしたり、ニュースや天気予報を読んだり、または道案内に使ったりなど、常にそういった機器を使用しています。 同様のことが、私たちの仕事の中でも起きています。メールをアクセスしたり、情報交換したり、そして最も重要なこととして、日々の業務を改善させるために適切なアプリを使用したりしています。 それは、自分のチームのためのチャットグループなど、最初は簡単なことからはじまります。 そしてプロジェクトチームでスマートフォンを使ってパンチリストや文書のやり取りや、時間管理などを行うようになります。 ゆくゆくは、ソリューションとして使用するようになります。現場の作業員が現場のデジタルモデルにアクセスしたり、一元化された場所で作業、更新、微調整、そして文書化などを行うようになるのです。各メンバーは、好きな時に必要な情報にアクセス出来るようになります。
これらデバイスがこれほど人気になり、そして私たちの生活にとって必需品となったのには、いくつもの理由があります。 最も大きな理由の一つとして、世界中で何百万人という人が、あらゆる用途のためのアプリを作っているということがあります。 アプリとは、日々私たちが公私にわたって直面するさまざまな問題を解決してくれる小さなツールです。 今日一日だけで、どれ程の数のアプリを使ったか、ちょっと考えてみてください。 私に関して言えば、毎日約13種類のアプリをさまざまな目的で使っています。 まず、朝は天気予報と最新ニュースからはじまり、通勤前には交通情報アプリを使い、もちろんメールのアプリも使いますし、そして同僚と共同作業するのにノートアプリも使います。 仕事の後で個人的に使うアプリとしてはFacebookやTwitter、LinkedIn、Instagram、Skype、そして最後にBandsintownというのがあります。これは、自分の音楽アプリから収集された音楽の好みに合わせて、自分の近くでのコンサート情報を表示してくれるものです。
私たちの最初のBluetooth®対応Leica DISTO plusは、2004年に発表されました。 これを最初に使った人たちにとっては、これはすでに仕事のデジタル化の始まりだったのです。 PDAやノートパソコンを使い、現場で間取り図やドキュメンテーションを完全にデジタル作成するなどしていたのです。 そのころは、そういったデバイスは最新技術の粋とみなされていました。 私自身、赤外線通信でPDFファイルをPDA関でやり取りしたものです。2台並べて、3分ほど待ったものでした。 今は、スマートフォンを使って2分の動画を友人に送りたかったら、dropboxやOneDriveを使えば済みます。電話を並べてじっと待つ必要もありません。
スマートフォンが開発され、私たちの生活に影響するに従い、 私たちはLeica DISTO もスマートフォンと通信できないかと考えるようになりました。 最初はAndroidのスマートフォンだけで、しかも使いづらいものでした。 2011年9月ににAppleのティム・クックとフィル・シラーがiPhone 4Sを発表したとき、多くの人はiPhone 5を予想していたのでがっかりしていました。 でも私たちは、これにとても興味を持ちました。なぜなら、そこには小さな部品が組み込まれていたからです。Bluetooth 4.0のチップです。 どうしてBluetoothのチップごときに興味があったかですって?
これは、Bluetooth® 4.0になって、やっとLeica DISTO の全モデルに省電力で小型、しかも使いやすいコネクティビティ要素を搭載させることができたからです。その結果、広範囲のスマートフォン(AndroidとiPhone 両方)で利用することができるようになりました。私たちは、実はこれをずっと検討してきていました。 しかし、ちょっとタイミング的に遅すぎたようです。 この時にはすでにLeica DISTO D510の開発を開始しており、プロジェクトも中盤に来ていました。当然ながら、ハードウェアの設計は終わっていました。 長い議論や設計期間、そして内部での交渉の結果、このBluetooth 4.0チップを実装することにしました。 プロジェクト計画をハードとソフトで完全にやり直ししました。なぜなら、アプリこそ将来重要な役割を果たすと信じていたからです。 アプリと言えば、このアプリも並行して開発する必要がありました。
手短に言うと、非常に集中的に取り組んだ結果、Leica DISTO D510とLeica DISTO sketchのアプリを2012年12月に発表することができたのです。
2004年
2015年
Leica DISTO sketchアプリで、建築の文書化がとても簡単そして便利になりました。 精度と安心のLeica DISTOで必要なものをすべて測定し、それをその場でデジタル文書として作成できます。 画像の上であれグリッドの上であれ、画像に単純に測定値を添えておくことで、どの測定値がどこのものなのかを文書で説明する手間が省けます。 または自分の事務所の間取り図でも使えます。配置替えをして、どこに何を置くかを確認したりできます。
それだけではありません。 Leica DISTO には、その各機種をアプリでサポートしていただいているパートナーの企業がいくつかあります。これらアプには、お客様の目的、ワークフローやニーズに応えられるように設計されているものばかりです。
例えば、Orthographアプリは、屋内の測量をしたり、竣工図の作成やBIMオブジェクト(家具や窓、ドアなど)を設置するのにピッタリのアプリですが、3Dでのウォークスルーができるほか、Leica DISTOとシームレスな統合が可能になっています。
あるいは、MagicPlanというアプリでは、スマートフォンのカメラの画像からでも間取り図やモデルをゼロから作ることができます。 高度な精度が必要な場合は、Leica DISTOを使用することで品質を上げることができます。
Floor Plan Creatorでは、BIMオブジェクトを使って間取り図や3Dモデルを作成できます。MagicPlanやOrthographと同様、3Dのウォークスルーもサポートしています。
myMeasureやWinWorkerでは、間取り図や写真を使った文書化の作成のほか、チームによるコラボレーションなど、他の機能も満載しています。
あなたの専門が間取り設計なら、Chief ArchitectのRoom Planner Home Designアプリなどいかがでしょう。
CADシステムを使った作業になれている方なら、RedStick社は単刀直入な現場用の使いやすいCADシステムを提供しています。
是非、以下に記すパートナー様のアプリを試してみてください。目的にマッチしたアプリで、お手元のDISTOの機能をフルに活用しましょう。 是非ダウンロードしてみてください。
私たちは、Leica DISTOはアプリでよりパワフルになるはずだと確信していました。そして今、私たちは正しかったことが証明されました。 現在の製品群を見ていただければ、新しいLeica DISTOの機種はすべてBluetooth®が搭載されていることがわかります。また、お客様からのフィードバックからも、Leica DISTOと各種アプリとが通信し合っていることが確認できます。
Leica DISTOパートナーアプリ