DISTO™を落としてしまいましたか? まだ正確に使えるかどうか疑問に思ったまま、しばらく手元に置いておきますか? どのような仕組みなのかを知れば驚かれるかもしれませんが、一方で、本当にそれ程正確なのか?と心配しているかもしれません。
いずれの状況であっても、まずは参照資料が必要です。 もっとも良い文書は、DISTO™をお買い上げの際に同封されていた生産時に発行されたキャリブレーション証明書です。
DISTO™は、機種や値段にかかわらず全てテストされており、S910であっても、D110であっても、本体の箱に入っている証明書には、一連の基準測定値の偏差が記録されています。
校正証明書を紛失してしまった場合、ユーザーマニュアルに記載されている標準精度で確認することができます。現在販売中のモデルをお持ちであれば、製品ページのスペック表でも確認ができます。
測距キャリブレーション:お持ちのデバイスの標準精度の定義
オプション: 校正補助スプレッドシートをダウンロードし、数値を入力すると自動計算されます。
- ベースラインの決定 1〜10メートル範囲にあるもので、窓枠や部屋の長さなど、手の届きやすいものを選びます。 正確なメジャーでベースラインの長さを決めておきます。 ISO認証ユーザーとして、DISTOをISO規格に認証するためにこの校正を行う場合、メジャーは国内規格にトレーサブルなものでなければなりません(ローマ字スタンプ付きのクラスIまたはIIのメジャーで十分です)。 メジャーの端にあるフックで測定エラーを引き起こさないように注意してください。
- 定点から最低10回測定します。 測定のたびにDISTOが動いてしまうことのないよう、三脚などを使用されることを強くお勧めします。
- 測定値を平均し、 その平均値を使って、ベースライン値からの系統誤差を決定します。 系統偏差は、(平均値 - ベースライン値)の絶対値です。
- 標準偏差の計算: 個々の測定値 (Xi), the 平均値および測定数 (n)
- 標準精度を算出するには、系統偏差を標準偏差の2倍します。